献血セミナー(3年生)
2025年09月17日
9月10日に、献血できる年齢に達する3年生を対象に、献血セミナーを行いました。今年も島根県赤十字血液センターから講師をお招きし、DVD視聴やスライドを用いた講話を通して、献血について理解を深めました。
献血とは、【無償で提供するボランティア】です。血液は人工的に造ることができず、長期保存もできないため、継続的な献血が必要であることを学びました。また、1年間に献血できる回数や量に上限があることも知り、10代~30代の献血者が減少傾向にある現状に対して、「自分にできることなら協力したい」と感じた生徒も多かったようです。
今回は、献血カードアプリ「ラブラッド」についても詳しく説明していただきました。登録することで、献血の予約がスムーズにできることや、検査結果の確認が可能になることなど、便利な機能を知ることができました。
【生徒の感想から】
- 献血というと、ネガティブなことを連想してしまいがちでしたが、DVDやセミナーで今よりもっとたくさんの血液が必要だと分かり、献血が自分にできる小さな人助けだと感じた。部活動で献血を身近で見学させていただいたこともあり、自分も誰かの力になれるようにしたいと思った。
- 実際の具体的な流れが分かって、分からなかったものに対する怖さが無くなった。
- 自分がたったの40分献血に行くだけで、確かに助けられる命があると思うので、血液が足りないという現状を無くしていけるといいと思った。
- 今年から献血できる年齢になったので、機会があれば参加したいと考えていた。実際にやりたくても、分からないことが多くて不安があったため、この機会にしっかりと知ることができてよかった。今のうちから、献血できる時に積極的に挑戦したい。
- 私はまだ17歳なので献血できないけれど、来年になったら周りも巻き込みながら積極的に献血に取り組みたいと思いました。
- 現在、献血は足りていない状況であり、今後はもっと献血を増やしていく必要があることを感じた。献血をしたくてもできない場合もあると知ったので、しっかり睡眠をとって、しっかり食べて、健康な状態で協力したいと思った。人を助けたいと思いが強くなった。
- 将来就きたい職業が医療系なので、献血という形でも役に立ちたい。輸血を受けた方の言葉は、とても大切なものだと思うので、1人でも多くの方が笑顔になってほしいと感じた。
- 「ラブラッド」など、自分で調べているだけでは得られない情報について知ることができてよかった。
- 献血は「痛そう」とか「長そう」とか、献血する方にもリスクが大きいものだと思っていたけど、時間もあまりかからないし、痛みも普通の注射と変わらないと分かったので、やってみようかなと思った。メリットも多いので、やる価値が大きいように感じた。
- 1人の協力でも助かる命があるので、私の知り合いにも献血する大切さを伝えていきたいと思った。DVDでは、献血をするきっかけは人それぞれだったけど、「献血をする」という意思が大切だと思った。
今回のセミナーを通して、生徒たちは献血の仕組みや重要性について理解を深め、自分自身の行動につなげて考えるきっかけを得たようです。献血は「誰かの命を救うことができる身近なボランティア」であり、参加することに不安を感じていた生徒も、正しい知識を得ることで前向きな気持ちに変化していったことがうかがえました。献血基準を満たしていない生徒も、自分にできることを考えて感想を綴ってくれていました。
セミナーでは、10月2日(木)に来島交流センターで実施される献血の案内もありました。今回の学びを通して、自分の意思で一歩を踏み出してくれることを期待しています。