はやしこ ~伝統を継承していく飯南高校生~
2025年11月18日
10月~11月にかけて、飯南町や美郷町では各地区の宮に『はやしこ』が奉納されます。地域の多くの方が支えるこの伝統行事に、飯南高校生も多数参加しています。県外出身の寮生も、ホストファミリーの方にお誘いいただき、この伝統行事に参加しました。
飯南高校では『はやしこ』を地域学習の一環として捉えており、地域文化への理解を深め、地域社会の一員としての意識を育むことを目的として、飯南地域の郷土文化「はやしこ」への参加を推奨しています。


参加した生徒からは、
- 「はやしこ」という伝統を若い世代が引き継いでいけるよう、これからも積極的に参加していきたいです。町中の人たちが楽しそうに舞っている姿を、笛を吹きながら見ていて、地元の人たちの良さ、地元の良さを改めてよく知ることができました。飯南町大好きです!
- 年に1回の赤名全体が集まる祭りに参加して、地域に貢献することができました。はやしこのような地域全体の大きな祭りだけでなく、地区ごとの行事に参加することにも意義があると感じました。町を出た後も、はやしこや地域の行事などに都合を合わせて参加することで、地域とのつながりを持ち続けていくようにしたいです。
- 去年に引き続き、はやしこに参加しました。自分の住んでいた地域には無い文化なので、貴重な体験ができました。小さな子どもから大人までみんなが協力して成り立っている文化で、地域のつながりが強いと感じました。地域の方々が声をかけてくださって、地域の温かさを感じることができました。(寮生)
- 頓原地区の本格的なはやしこに参加して、初めて地域の郷土文化に触れました。練習はすごく大変でしたが、何度も練習するうちに少しずつ感覚がつかめるようになりました。本番では、地域の方や寮の舎監さんが見に来てくれ、地域の方の笑顔を見ることができ、私も頑張ってよかったと思えました。はやしこの活動を通して地域の人たちが大切にしてきた文化を守り続けることの意味を実感しました。これからも、こうした地域の活動に積極的に関わっていきたいと思います。(寮生)
などの感想がありました。
この他にも、
「地域の伝統を絶やさないように、これからも盛り上げていきたい」
「地域とのつながりを大切にし、次の世代へ受け継いで残していきたい」
「昔のようににぎやかにするにはどうすればいいか考えていきたい」
などの地域の未来につながる前向きな感想がたくさん聞かれました。
町民の方々との交流を通して、伝統文化を肌で感じ、地域理解を深めることができました。生徒たちにとって、地域社会の一員としての自覚を育む貴重な機会となりました。ありがとうございました。

