11月19日に、3年1組の生徒が「軌跡探究プレゼン」を行いました。生命地域学の授業で1年半にわたり取り組んできた課題研究を、2年1組の生徒だけでなく、地域の方々や課題研究でお世話になった方々に向けても発表しました。

今年度は発表形式を変え、4か所に分かれてブース形式で実施しました。聴講者との距離が近く、緊張感はありましたが、その分質問がしやすく、活発な質疑応答が行われました。各班は3回ずつ発表を行い、回を重ねるごとに慣れていき、身振りを交えたり堂々と答えたりする姿が見られました。

ブース形式

<課題研究テーマ・内容>

【11班】さつまいもを通して大人の食育について考えてもらおう
11班

飯南町の特産品さつまいもを使用して、18歳以上を対象に農業・調理体験を実施。健全な食生活やフードロス削減への関心を促す。

【12班】飯南町の木材の使い道を増やす
12班

端材を活用したおもちゃ作りを通して、飯南町の木材利用の幅を広げる。

【13班】さつまいもを有効活用しよう!
13班

規格外のさつまいもを乾燥・粉末化するなど、活用方法を試行錯誤する。

【14班】飯南町の林業について知ろう
14班

林業のリアルな仕事内容を伝える動画を制作し、小中学生に視聴してもらう。

【15班】高齢者と子どもで交流を深めよう
15班

世代間の繋がりや学びの場になるように、高齢者と子どもが参加できるイベントを企画し、実施する。

【16班】野球人口を増やして飯南町を盛り上げよう
16班

少年野球をする児童が増え、将来飯南高校野球部で活躍して飯南町を盛り上げてほしいと考え、野球教室を開催。

【17班】花で魅力発信
17班

飯南町花「牡丹」を広め、「赤名観光ぼたん園」にたくさんの人に来てもらいたいと考え、牡丹の種類や周辺施設の紹介も盛り込んだパンフレットを作成。

【18班】子どもたちの放課後を充実させよう
18班

放課後の時間を楽しんでもらえるようにゲーム等を企画し、放課後児童クラブに出掛けて児童と交流する。

3月に行った「資源獲得プレゼン」でいただいた意見を参考に、目標や方向性を修正した班も多くありました。試行錯誤や失敗、変化、対話を重ねながら取り組んだ過程が、生徒たちの「軌跡」として表れていました。

資源獲得プレゼン資源獲得プレゼン資源獲得プレゼン資源獲得プレゼン

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

軌跡探究プレゼンを踏まえ、代表班は12月に開催される「飯南町ふるさとシンポジウム」に参加します。高校生の取り組みを小中学生に伝え、小中学生の取り組みにも触れることで、地域の未来を担う世代の学びや繋がりを広げていきたいと思います。