飯南高校オープンハイスクール2025
2025年08月12日
8月4日、第1回オープンハイスクールを開催しました。多くの中学生が来校し、飯南高校を体験してもらう貴重な一日となりました。
まずは開校式からスタート。はじめは緊張気味だった中学生たちも、あたたかい歓迎ムードの中で少しずつ表情がやわらいでいきました。
続いて、高校生が取り組んできた「生命地域学」の研究成果を発表。昨年度の卒業生が、課題研究で取り組んできた内容や発明した器具を特許申請したことなどを等身大の言葉で語ってくれました。中学生の皆さんも、じっくり耳を傾けていました。
そして体験授業の時間。中学生は班ごとに分かれて、目を閉じていろいろな生き物のフィギュアの“部位”に触れ、その形を紙に描いたり、班の仲間と話しながら情報を集めてフィギュアの全体像を考える活動に挑戦しました。手触りや言葉を頼りに組み立てていく様子は、まさに共同でひとつの謎を解くような感覚です。
この授業のテーマは「対話の大切さ」。自分の感覚を伝え、他の人の声に耳を傾けながら、少しずつ全体が見えてくるーーそんな体験を通して、コミュニケーションの面白さを感じてもらえたのではないでしょうか。なお、体験授業で行ったワークの名前は「タイワーク」。「対話の概念を体感するワーク」という意味が込められています。
また、卒業生の話も行われました。高校生活での思い出や、寮での暮らしについて、卒業後の進路についてなど、自分自身の言葉で語ってくれたその時間は、中学生にとって“未来の高校生”をリアルに想像するヒントになったように思います。
参加された保護者さんからは、「自然に囲まれているところや、地域と深くかかわるところ、飯南高校でしか体験できないところがあるのが魅力だと思いました」「生徒さんが主体となっているところがとてもよかったです。生徒さんが自立しておられて感心しました」など、生徒さんからは「生徒や地域の方々、先生といろいろな交流ができる学校だと思いました。入学すれば、コミュニケーション能力を高めることができそうです。」などの嬉しい感想をいただきました。
短い時間ではありましたが、このオープンハイスクールが、中学生のみなさんにとって進路を考えるきっかけとなれば、嬉しく思います。