9月13日(水)と14日(木)に、1年生が県立中山間地域研究センターを訪問し、中山間地域体験学習を行いました。

「さまざまな体験活動を通して中山間地域の自然や文化、暮らし等について関心を持ち、地域の魅力や課題について考える」「友人や地域の人と協力して、積極的に学習に取り組む」「学んだことについて、資料を適切に作成し、発表する」の3点をねらいとして実施しました。

はじめに、中山間地域研究センターが全国で唯一中山間地域を総合的・専門的に研究する施設であることや、鳥獣被害対策の開発や実証、島根県産の木材の利用拡大を図るなどさまざまな研究をしているということをお話しいただきました。

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中山間地域研究センターの研究員からは、人口や地域社会など日本の100年間の変化について、自分が住んでいる場所だけでなく広く地域を捉える必要があることなどをお話しいただき、人口減少に伴って発生している問題に対し、島根県の奥出雲町では「小さな拠点づくり」を行っているという事例の動画を視聴しました。

また、将来の暮らしを想定した「クロスロード」を行い、生徒は研究員が提示する設定の人の立場になり、自分だったらどうするか答え、自分の将来を思い描きました。

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中山間地域における林業についての講義では、木を伐って使い、育てる循環型林業を行なっていることや、林業の拡大に向けての取り組みをお話しいただきました。

また、中山間地域の福祉という視点で社会福祉協議会の方に講義していただきました。社会福祉協議会は飯南町で暮らす誰もが安心して暮らすために福祉のまちづくりを推進しています。中でも高齢者が地域で暮らしていくために、買い物や交通などの生活支援やボランティア活動など地域資源が連携する支え合いが大切であることをお話いただきました。

また、ヤングケアラーについてのワークショップでは、「同級生が幼い家族の世話をしており、家族に進路の相談もできない」という想定で、課題や解決策、自分にできることを考えました。「自分が同級生の相談相手になる」と意見を挙げた生徒もおり、一人ひとりが身近に捉え、理解を深めることができました。

 

今回の体験学習では、森林セラピーと下記の体験から2つを選び、体験しました。

・森林セラピー 

・しめ縄体験 

・鳥獣被害対策

・建設業体験

・木材加工体験(マガジンラック作り)

・伐倒体験

・地域特産品加工体験(クロモジ茶作り)

・赤名湿地探索

 

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体験の後は、班ごとにグーグルスライドを使って発表資料を作成しました。

今回、事前学習でスライドの作り方を学んで臨み、それぞれがページを担当し、紙に構成をまとめ、

班で協力してスライドを作成しました。

1日目に体験した内容や「なんでだろう、なんか気になる、面白そう」と感じたことなどをまとめ発表しました。

 

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多くの方にお世話になり、ありがとうございました。

2日間を通して得た学びを今後の活動に活かしていきたいと思います。