本校は学期に1回人権週間を設け、人権意識を高める学習を行ってきました。今回はその集大成として、2月7日の3年生出校日を活用し、三浦成人さんをお招きして人権・同和教育講演会を行いました。

人権・同和教育講演会

三浦さんから、壮絶な被差別体験をお聞きし、「今まで何度も人権について勉強してきたが、今日の話が一番心に響くものがあり、深く考えることができた。」「被差別部落の方の生の話を聞くのは初めてで、こうも自分自身が揺さぶられるとは思いもしなかった。」「今までの学習では差別についてぼんやりとしか分かっていなかったが、今回の話を聞いて具体的にイメージできたことで、差別はあってはいけないものだと改めて強く感じた。」という感想を書いていた生徒がとても多くいました。

お話の中で、差別に立ち向かっていく友人との出会いも話されました。「仲間がいれば大きな力となり、正しい方向へ変えていける。その力が君たちにはある!その力を伝えるために人権教育はあるんだ。」と三浦さんは仰っていました。最後には、「“生きる”ということだけは皆平等。命の重みを感じて自分らしく生きてほしい。」と、もうすぐ卒業を迎える3年生にメッセージを送ってくださいました。

三浦さんの言葉一つ一つに重みがあり、生徒はそれぞれが自身の心にしっかりと問いかけ、4月からの新しい生活に向けての決意を書いていました。

これまで積み重ねてきた人権・同和教育での学びを、新しい社会の中での行動に繋げていってほしいと思います。