6月11日に、本校卒業生の安部春輝さんをお招きし、3年生を対象に職業人講話を行いました。

靴磨き職人として活躍しておられる安部さんは、20代で革靴に魅了され、シューケアトレーナーを取得、靴磨き選手権2019ベスト4を獲得され、現在、靴磨き店を経営されているそうです。

今回、「人生の主人公は常に自分であれ」と題して、この職につながるきっかけや大切にしてきたこと等を話してくださいました。

職業人講話

安部さんの話から、どんなきっかけや出会いが「この仕事をやってみたい!続けていきたい!」と思う原動力になるか分からないおもしろさを感じました。

そして、「ドリームキラー(夢を壊してしまう存在)に負けるな」というメッセージからは、人を言い訳にせず、自分がやりたいと思ったことにとことん向き合うことを大切にされてきたことが分かりました。

もう一つ、今できることとして、何でもいいから「これだけは負けない」と胸を張って言えることをやっていこうと話されました。安部さんの高校時代の「これだけは負けない」行いは自信になり、今の自分にも繋がっているそうです。

これらの言葉から、やりたいことを仕事にしておられる、今の安部さんがある理由をうかがうことができました。

 

後半は、靴磨きの技を間近で見学させてもらいました。

職業人講話

革靴を磨く工程を説明しながら実演され、革の素材や値段などの疑問にも答えていただきました。ピカピカの革靴に磨き上がり、プロの技を生で見せてもらった貴重な機会でした。

職業人講話

最後に、数年前から地元で何かできないかと考えて取り組まれている、靴磨きとは違った仕事の話もお聞きしました。飯南町産のおいしいお米をたくさんの方に知ってもらい、若い世代にもっとお米を食べる文化を広げたい!農業を若い力で盛り上げていきたい!と日々奮闘しておられるそうです。

進路選択をし、実現に向けて本格的に動き出す3年生にとって、自分が本当にしたいことと向き合う大切さを感じる時間になりました。ありがとうございました!