9月20日に、島根助産師会から3名の助産師の方にお越しいただき、3年生を対象にバースデー講座を行いました。

「生まれてきた自分の命」について考える時間では、妊娠による母体の変化や赤ちゃんの成長、出産を迎える保護者の思いなどを聞きました。どのような思いに包まれて自分が生まれてきたのか、思いを巡らせる時間になりました。

代表生徒が、8kgの妊婦ジャケットを着用した妊婦体験や、赤ちゃん抱っこ体験もしました。「親子ボランティア」として来てくださった高橋さんご夫妻からは、出産時や育児のことなどを父親目線、母親目線のどちらからもお聞きすることができ、父親の育児休暇についても理解を深めることができました。赤ちゃんの仕草や声に癒される時間にもなりました。

バースデー講座

「成長して未来にむかう命」では、今後迎えるライフステージについて考えました。これから新しい社会に出ていく3年生は、自分で選択決定していく中で、責任ある行動が今まで以上に必要だと分かったのではないでしょうか。

予期せぬ妊娠や性感染症についてもお聞きし、自分の身体に向き合い、変化に気づく大切さや、責任を持って生み育てることができるのかしっかりと考える重要性も感じたと思います。性の多様性についてのお話では、男女に関わらず、お互いを理解することの大切さも学びました。

 

生徒からは、

「今まで当たり前に育ててもらってきたけど、育てるのにいろいろな苦労をしていることが分かったので、親にもっと感謝してこれからの生活を送っていきたい。いろいろな人が支え合うことで一つの命を守ることができていると分かったので、支え合って生きていきたい。」

「今回の講座の内容について、自分は男だからということもあり、あまり深く考えたことがなかった。でも、今回の話を聞いて、自分も考えていかなくてはいけないと思った。将来良い家庭を持つためにも、いろいろな知識を身につけていこうと思った。」

「今回の講座で、性に対する知識だけでなく、相手を理解し、互いに思ったことを言える関係を作っていくことが大切だと学んだ。」

「講座を受けて、自分だけの命ではなくて、父や母、その前の数えきれないほどの先祖がいることを知って、自分もこれからの人生を大切にしていきたいと思った。また、生まれてくる子も、平等に大切な命なので、大事にしていきたいと思った。」

などの感想が聞かれ、様々な角度から命の大切さを感じ、今後の生き方についても考える時間となったことが分かりました。

3名の助産師の皆さん、親子ボランティアで来てくださった高橋さん、ありがとうございました。