7月5日、第105回全国高等学校野球選手権記念島根大会に出場する野球部の壮行式を行いました。

校長のお話で「昨年の快進撃は今でも鮮明に覚えてます。中山間地域の小規模校が、強豪校を逆転劇で撃破していくストーリーは多くの県民に感動を与えました。これは長く語り継がれていく快挙ではないかと思います。この激励の言葉をお話しするにあたり、野球部のホームページを見ました。そこに、『飯南高校野球道』というとても印象的な言葉が載っていたので読んでみました。以前の精神論は古臭いと言われがちです。けれども、一方でメンタルトレーニングの重要性も言われています。スポーツは気持ちとか、応援とかそういうもの無しではできないと思います。『飯南高校野球道』の中に『我慢の味をよく知っており ものを大切にする温かな言葉を忘れず ライバルすら協力したくなるような 人に惚れられるたくましき野球人になりたい』という言葉があります。この夏も、飯南町民だけでなく、島根県民全員を惚れさせるようなプレーをして、悲願の頂点を極めて欲しいと思っています。」と、激励の言葉がありました。

ハンドボール部のかけ声と、吹奏楽部の演奏に合わせ、全校で応援をしました。

壮行式野球1壮行式野球2

主将の原涼成さんは「目標は甲子園に出場することです。去年の夏の大会では、先輩方が準優勝という素晴らしい結果を残してくださいました。ですが、私たちは準優勝という結果に満足したことは一度もありません。あと一歩で甲子園という一番悔しい結果に終わったからです。この一年は、準優勝という悔しい気持ちを常に持ち、決勝で勝ち切り、高校野球の聖地である、甲子園でプレーできるようなチーム作りを目指して日々、努力してきました。今年のチームは、長打を打てる人は少ないですが、一人一人が自分でどうするのかを理解し、繋いで点を取っていくチームです。3年生4人、2年生7人という人数でやってきましたが、今年の春に1年生が17人、入部しました。去年の夏を経験したメンバーを中心に、1年生の力を借りて全員野球で勝ち上がります。私たちが活動できているのは、地域の方々が支援してくださっているからだと思っています。去年の夏に、あのような結果が残せたのも地域の方々が支えてくださっているからです。ですので、地域の方々への感謝と、野球ができることへの感謝を忘れず、恩返しができるように戦います。」と、意気込みを語ってくれました。

 

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