「町内の図書館で作ったアートパネルを学校図書館でも作ってみたい」という生徒の発案により、6月30日に図書委員会企画「アートパネルを作ろう」を行い、15名の参加がありました。

アートパネルは、クリアパネルやシートに絵を印刷、または描画し着色をして作ります。アニメのセル画のような仕上がりになりますが、アニメのデジタル化が進んだためか、セル画を知っている生徒が少なく、完成をイメージすることが難しいようでした。
また、今回使用したのはOHPフィルムでしたので、生徒からは「OHPフィルムって何ですか」という質問がありました。今ではデータプロジェクターや実物投影機に替わっているため、初めて触れる触感のフィルムに、どのように使用されていた物かなど、興味津々でした。

アートパネルに使用した絵は、公式サイトや作者が配布している絵本の一場面です。生徒は、OHPフィルムに印刷された絵を選びながら「懐かしい。何度も読んだ」など、幼い頃を振り返っていました。

アートパネル1アートパネル2

着色では思うように色が乗らず、やり直しをする場面もありましたが、時間が経つごとに集中し、自分だけのパネルを完成させることができました。
参加した生徒からは「本当に楽しかった」「すごく集中してできた」「もっと綺麗に塗る方法を探したい」などの声がありました。
期末テストで張り詰めていたものを、懐かしい絵本の話をしたり、色の工夫を考えたりと作業することで、心をほぐすことのできる企画となったのではないでしょうか。

図書委員会では、これからも本に関わるイベントを企画していきますので参加をお待ちしています!