3月24日に、3学期終業式を行いました。

青山校長から、「今の自分とみらいの自分」についてのお話がありました。

3学期終業式


3学期という新年度への助走期間が今日で終わります。

3月1日の卒業式で3年生を送り出し、あっという間に3週間ほどが過ぎました。来月には新入生62名が入学してきて、君たちも一つずつ学年が上がり、1年生は2年生に、2年生はいよいよ3年生になります。そして新年度が始まっていきます。3学期も早かったと思いますが、令和5年度1学期もかなりの早さで過ぎていくと覚悟してください。特に2年生諸君、野球部以外の体育系部活動に入っている人、県総体まで2ヶ月半しかないことに気づいていますか?野球部や文化系部活動に入っている人、夏の甲子園予選やコンクール等、5ヶ月を切っていることに気づいていますか?部活動に入っていない人、就職試験や進学における総合型や学校推薦型の入試スタートまで半年もないということを意識していますか?1年生の皆さんも、今の2年生が引退後は、すぐに飯南高校の中心的役割を担うことになります。色々な意味で新年度の1学期はとても大切な節目の学期になるということをあらためて伝えたいと思います。

時間は常に流れていて、すべての事柄は常に変化しています。「諸行無常」という言葉がありますが、すべては移ろいゆくものであるという道理を表しています。だから、皆さんも常に変化していますし、皆さんを取り巻く状況も常に変化しています。1年前の自分とは、なりたい自分もやりたいことも変わっている人は多いと思います。特に成長著しい高校生諸君はなおさらでしょう。ではどうすれば良いのか。

例えば皆さんが、何か買い物をするためにショッピングモールを訪れているとします。目的のものを買うための店がフロアーのどこにあるか分からないとき、どうしますか?店内図を確認する人は多いですよね。まず目的の店を探しますよね。それだけで動き出せますか?もう一つ、必ず確認しないといけないことがありますよね。自分の現在地を確認しませんか?そうしないとどっちの方向に動き出していいか、わからないからでしょう。

あらためて皆さんに聞きます。新年度が終わるときにどうなっていたいですか?今の自分の状況はどうなっていますか?だから新年度1学期はどんなスタートを切りますか?そのために春休みをどう過ごしますか?ということです。

普段忙しく生きていると、そんなことを考える間もなく日々は過ぎていきます。しかし、学校というところには、この様な学期の終わり、年度の終わりといった大きな「節目」が存在しています。だから、こんな時こそ普段考えない「今の自分(現在地)」「みらいの自分(目的地)」ということについて考えてほしいと思うわけです。だから、もう一度聞きます。「令和5年度末にはどんな自分になっていたいですか?それは、今のままで叶いますか?」自分でよく考えて、動き出してください。今すべきこと、今しか、ここでしかできないこと、そして自分にしかできないことは必ずあるはずです。そんな皆さんの取り組みを、チャレンジを心から楽しみにしています。


その後、離退任式を行いました。今年度離退任される9名の先生方から生徒に向けてメッセージをいただきました。

離退任式離退任式

離退任式には今年度の卒業生だけでなく、歴代卒業生も多く訪れて先生方に感謝の気持ちを伝える姿が見られました。

今まで熱心な指導をしてくださり、本当にありがとうございました!