11月8日~12日は今年度2回目の人権週間です。その初日、11月8日に三浦成人さんにお越しいただき、3年生を対象に人権教育講演会を行いました。毎年、三浦さんには社会に出ていく3年生に向けて話をしてもらっています。

いじめや差別がどれほど人の心を傷つけるのか、正しいと分かっていることを行動に移すことがどれほど難しいことなのか等、自身の被差別体験から、ありのままに伝えてくださいました。生徒はとても真剣な眼差しで聞いていました。

人権教育講演会

生徒の感想には、
「私は今まで人権問題について真剣に向き合って学んできたが、どこかで他人ごとのように思っていたのだと実感させられた。高校生のこの時期に、三浦さんの講演会が聞けて本当に良かった。」
「今、友達と楽しく学校生活を送ったりできていることは何よりも幸せなことなんだと改めて強く感じた。」
「自分の辛い過去を話すことは誰でもできることではないと思う。自分一人で差別を無くすことは無理だと思うが、たくさんの人が相手を理解して、良い違いを見つけていけるようになるといいと感じた。自分に何ができるか考えていきたい。」
などがありました。この他にも、「相手の気持ちをしっかりと考え、一つ一つの言動を見直していきたい」という感想を書いている生徒がたくさんいました。

 三浦さんの言葉の一つ一つが3年生の胸に届き、これまでの生活を振り返り、今後の生き方を見つめる時間になりました。

「自分らしく生きてほしい。それはすごく難しいこと。だからとても大事なんだ。」と三浦さん。自分らしくあるために、学校での人権教育の積み重ねを大切にし、これからの選択や行動に生かしていってほしいと思います。