12月7日(土)島根県立大学浜田キャンパスを会場に実施された「全国高等学校ビブリオバトル2024島根県大会」において、長島圭汰さん(1-2)が「準チャンプ本」を受賞しました(バトラーは全部で9名)。

 紹介した本は『悲鳴伝』(西尾維新)。最初の見開きで人類の3分の1が謎の災害によって突然亡くなり、主人公の空々空(そらから くう)が「地球撲滅軍」に所属して地球と戦うという、原稿用紙1,000枚/700ページに及ぶ巨編を、長島さんは圧倒的なプレゼン力で会場を巻き込みながら紹介し、見事に準チャンプの受賞となりました。

ビブリオバトル県大会

 この大会の成績は、特定の審査員がいるのでなく、会場にいる聴衆の投票によって決まります。長島さんは持ち時間の5分を使って、大変多くの人たちの心に刺さるプレゼンを展開したことになります。

 10名の参加による校内予選から始まった本校のビブリオバトルへの取り組みが素晴らしい形で結実したと思います。(校内予選の様子はコチラ


大会後、準チャンプに輝いた長島さんにインタビューを行いました。

「もともとビブリオバトルについては知っていたが、実際にやってみようと思ったのは、友人に誘われたことがきっかけ」と長島さん。

もともと本を読むことは好きで、様々なジャンルの本を読むそう。その中でも、『悲鳴伝』という長編小説の世界観がとても好きで、1冊700ページもある本を全10巻まで全て読んだそうです。「特に1巻は読み込み、たくさん出てくる登場人物も全て覚えている」と話してくれました。

県大会に向けては「何を一番伝えたいのか、それをどうすれば効果的に伝えられるのかを考えながら、内容を追求していった。」と話し、真摯に取り組んできたことが分かりました。

県大会本番は、「緊張で、事前に考えていた内容の半分も伝えられなかった。でも、中学校の頃から何も見ずにプレゼンする経験をしてきた成果もあり、最後まで魅力を語ることができた。」と振り返りました。来年も出場したいかという質問に対しては、「来年も出場したいと思っている」と意欲を示してくれました。

最後に、『悲鳴伝』の魅力を一言で言うと?という質問には、「深く楽しめること」と答えてくれました。今後もこのような素晴らしい作品との出会いがありますように!