6月12日に、飯南高校卒業生である安部春輝さんをお招きし、3年生を対象に職業人講話を行いました。

安部さんは卒業後、革靴に魅了されたことをきっかけに、靴磨きの世界へ。日本初のシューケアトレーナーを取得され、靴磨き職人としてご自身の店舗をオープン。「靴磨き選手権2019」でベスト4入りを果たすなど、様々な経歴をお持ちです。

生徒たちは、安部さんが現在のキャリアに至るまでのきっかけや、今大切にしてほしいことについてのお話に熱心に耳を傾けていました。

職業人講話職業人講話

ドリームキラー(夢を崩そうとする存在)に負けず、自分の意志で決める大切さや、学生時代の積み重ねが大人になってから活きてくるという安部さんの実体験から、何か1つ、「これだけは負けない」と胸を張って言えることを今から始めていこうと生徒に伝えてくださいました。


後半は、安部さんによる靴磨きが行われました。実演しながら、「靴磨きを依頼するのはどのような人が多いですか?」「磨く時に大切にしていることは?」「汚れたとき、すぐにケアする方法は?」などの生徒の質問に丁寧に答えてくださいました。その間、みるみる靴が輝きを取り戻していき、プロの技術を間近で見ることができた貴重な機会となりました。

職業人講話職業人講話

また、安部さんは飯南町産のコシヒカリをPRするため、「娘を、よろしく。」というユニークな商品名で販売するプロジェクトを立ち上げておられるそうです。若い世代が農業に魅力を感じるような取り組みを大切にされているというお話は、現在課題研究を行っている3年生にとって、刺激になったのではないでしょうか。

進路実現に向けて本格的に動き出す時期を迎えている3年生。自分がやりたいことにとことん向き合って仕事にしておられる安部さんの生き方をお聞きし、どのように感じたでしょうか。今回の学びを、ぜひ今後の進路選択に活かしていってください。