4月9日に、令和8年度入学式を挙行し、55名の生徒が入学を許可されました。

入場校長式辞

【校長式辞】

飯南の桜が、今日の入学式を待っていたかのように見ごろを迎え、温かく穏やかな春のおとずれを告げています。

この佳き日に、飯南町長 塚原隆昭様、PTA会長 三上昭彦様 をはじめ、多数の来賓の皆様のご臨席を賜り、また、たくさんの保護者の皆様にお越しいただき、ここに令和八年度、島根県立飯南高等学校入学式を挙行できますことは、大きな喜びでございます。高段からではございますが厚く御礼申し上げます。

ただいま入学を許可した55名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員、在校生一同、皆さんを心より歓迎いたします。

保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。成長されたお子様の姿をご覧になり、お喜びもひとしおのことと拝察いたします。

飯南高校は80年近い伝統を持つ学校です。「自律・友愛・進取・創造」の校訓のもと、飯南町から多大なるご支援をいただきながら、小規模校の良さを生かした教育活動を行っております。

さて、新入生の皆さんに、これからの毎日を過ごすにあたり、意識してもらいたいことを述べます。それは “「そうぞう」しよう!” ということです。実は、昨年度もこれをテーマとし1年間を過ごしました。中学生向けの本校の学校案内や、オープンスクールでも話題にしていましたので、その記憶がある人がいてくれると嬉しいです。ただ、2年目にもなるので、「そうぞう」をもう一段階アップデートしてもらいたい、と思い、今年度は「そうぞうしよう 2.0」としました。「そうぞう」には二つの漢字があります。一つは、実際には経験していないことに思いをめぐらすほうの「想像」です。英語ではイマジンです。もう一つは、本校の校訓の一つにもなっている「創造」です。こちらは今までにない新しいものをつくりだす、という意味です。英語ではクリエイトです。今からの話を、どちらの「そうぞう」だろうか、と考えながら聞いてみてください。

新入生の皆さんは、様々な地域から飯南高校に入学しています。これまでの人間関係も大事ですが、ぜひ、新しい出会いの中で新しい人間関係を創造してほしいと思います。ただし、皆、育ってきた環境も性格も違います。自分と違う個性の相手が、どのような気持ちでいるか、どのようなことをされたらうれしいか、あるいは嫌だなと感じるかを想像しながら接してください。もちろん、されて嫌だろうなと思うことはしないでください。

また、高校3年間で、皆さんには、未来の自分を想像し、そこに近づけるよう、自らを創造していってほしいと思っています。そのためには、まず、どんな自分でありたいか、自分の理想とする姿を思い描くことが大切です。その姿に近づくために、今、何をすべきかについて考え、毎日の学習や部活動などに取り組んでください。取り組むにあたって、「なぜ?」「どうやったらうまくいく?」という好奇心からくる「?(クエスチョンマーク)」と、「なるほど!」「できた!」という素直な感動と驚きの「!(ビックリマーク)」、この2つの心を持ち合わせてほしいと思っています。この「疑問」と「感動・驚き」の繰り返しが、今まで知らなかった自分に出会うきっかけとなり、新しい自分を創造する喜びにつながっていきます。

もう一つ意識してもらいたいことを述べます。それは、困ったら助けを求めよう、ということです。高校生活は苦労もあります。特に最初は慣れない環境で、見知らぬ人に囲まれて緊張することが多いかもしれません。疲れたり、悩んだりすることが出てくると思います。そういうときは、誰かに助けを求めましょう。困っていることを伝え、家族、友人、先生、地域の人など、誰かに支えてもらいましょう。それで立ち上がることができたら、いつか、あなたが誰かを支える側に回りましょう。

最後になりましたが、保護者の皆様、私たち教職員一同は、生徒の成長に立ち会えることをやりがいとし、生徒一人ひとりが入学して良かったと思える学校を目指し、全力で向き合う所存でございます。保護者の皆様とともに、お子さまの成長を喜びあえる関係をつくっていきたいと存じますので、学校との連絡を密にし、本校へのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

「人生の100分の3 たったそれだけ でも忘れられぬ たからもの」 これは、この春卒業した生徒が詠んだ短歌です。高校生活は、人生百年時代の今日においてはたったの3年間だが、忘れられないたからものだった、という歌です。

皆さんの三年間も、そうであってほしいと祈念して式辞といたします。

令和八年四月九日 

島根県立飯南高等学校長 馬庭寿美代


ご臨席いただいた飯南町長 塚原様からは、祝辞をいただきました。町内生はもちろんのこと、近隣や県外からの入学生の入学を心から歓迎してくださり、第二のふるさととして大いに楽しんでほしいとおっしゃっていました。また、良き伝統を引き継ぎ、更に進化してくれることを期待しているという言葉を贈ってくださいました。

町長祝辞宣誓

その後、新入生代表として安部心菜さんが、「地域と共に発展する飯南高等学校の一員として、自律・友愛・進取・創造の校訓のもと、何事にも積極的に取り組み、心豊かで自立した人間となることができるよう努力します」と宣誓してくれました。

その他、入学式挙行にあたり、たくさんの祝詞・祝電をいただきました。式場にて披露させていただきました。ありがとうございました。

今後、飯南高校での生活にスムーズに慣れるための、新入生オリエンテーションや学習ガイダンスが行われます。新たな環境の中で、新入生が一日でも早く高校生活に慣れ、自分らしさを発揮していけるよう、教職員一同努めてまいります。

55名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます! 


同日、月根尾寮・三日市NODEの入寮式も行い、新たに21名の新寮生を迎えました。

入寮式入寮式

学校生活・寮生活共に、早く慣れることができるよう、先輩に遠慮くないろいろなことを教わってほしいと思います。