9月12日、13日に、1年生が島根県中山間地域研究センターを訪問し、中山間地域体験学習を行いました。

はじめに、中山間地域研究センターについてや、中山間地域についてお聞きしました。中山間地域研究センターは、全国で唯一中山間地域を総合的・専門的に研究する施設です。どうしたら中山間を活力ある地域にすることができるのか等を様々な方法で研究しておられることが分かりました。島根県は93%が中山間地域ですが、地域に安心して暮らし続けるための仕組み作りとして、住民主体で行う「小さな拠点づくり」の実例もお聞きしました。

中山間地域における林業についての講義では、島根県の78%が森林で、木材を使うことを先進的に行っている地域であることや、飯南町は86%が森林で、循環型林業を行っていることを教わりました。

飯南町の福祉と医療についての講義では、社会福祉協議会の役割や自分らしい暮らしを続けるための地域包括ケアの仕組等をお聞きしました。どの世代も住みやすい地域にするために、高校生としてできるボランティアを考えました。

中山間地域体験学習

講義の後は、下記の中から2つの体験を行いました。

体験学習

地域特産品加工

伐倒

鳥獣被害対策

赤名湿地

建設業

しめ縄 または 森林セラピー

中山間地域体験学習

体験後、グループに分かれてスライドにまとめ、発表をしました。

各体験で、どんなことを体験したのか、印象に残ったことや疑問に思ったこと、その体験の魅力や課題などを盛り込み、他のグループからの質問にも答えました。中には、課題に対する改善点を考えて提案するグループもありました。

中山間地域体験学習

1日目の体験途中からは雨が降り、2日目は晴天で体験を終えました。特に森林セラピーや赤名湿地体験では、1日目と2日目で体験内容や感じ方が違ったようです。

今回、1組、2組の生徒が混じってのグループでしたが、クラスを越えて協力しながら体験や発表を行い、他のグループの体験内容や感想も共有することができました。

たくさんの方にご協力いただき、貴重な体験をすることができました。ありがとうございました。