図書委員会企画「物語に出てくる料理を作ろう」
2025年07月01日
〜『ぐりとぐら』のカステラ作り〜
6月27日、図書委員会企画の「物語の中の料理を作ろう」を行いました。今回は、中川李枝子さん作『ぐりとぐら』に登場する“あの”カステラづくりに挑戦しました。
参加したのは1〜3年生の15名。まずは司書による読み聞かせからスタート。読み聞かせ中に「子どもの頃に読んだ記憶と現在の印象の違い」や、「なぜこの作品が長年多くの人に愛されているのか」について考えてもらい、生徒たちはそれぞれに思いを巡らせていました。
そしていよいよカステラ作りへ。泡だて器を手にした生徒たちは、すっかり「ぐり」と「ぐら」気分。なかなか泡立たない卵に悪戦苦闘しながらも、「ぐりとぐらの腕力ってすごかったんだ…!」といった声も聞かれ、笑いあり努力ありの時間となりました。
オーブンの中で少しずつ膨らんでいく様子に目を輝かせる生徒たち。焼き色が付き、調理教室いっぱいに甘い香りが広がると、「もうすぐ完成…!」と期待が高まります。焼き上がった瞬間、歓声があがりました。ふっくら再現できた班もあれば、「なぜ膨らまなかったのか?」と試行錯誤の班もあり、まさに学びの連続でした。
完成後は、焼きたてのカステラをお茶と共に試食。「ふんわり香ばしい、はじめての食感」「表面のパリッと感が好き」「買うカステラとは違う良さがある」と、それぞれが物語と向き合いながら、味覚の世界を楽しんでいました。
2学期にも、新たな図書委員会企画を予定しています。本の世界を読むだけではなく、「感じて」、「体験する」ことで、想像の翼をもっともっと広げてみませんか?皆さんの参加をお待ちしています!