4月15日に、1年生が「地域を知る」授業を行いました。飯南高校独自の学校設定科目「生命地域学」や飯南町についてのイメージを持ち、今後地域について学ぼうとする意欲を高めることや、他者と関わる力を身につけること等をねらいとしています。

はじめに、飯南町をフィールドとしたキャリア教育「生命地域学」についての説明を聞きました。生命地域学では、「関わる力」「描く力」「発信する力」を身につけるために、3年間、様々なカリキュラムが組まれています。

地域を知る

その後は、トークフォークダンス(フォークダンスのように次々と相手を変えて対話をしていく)を行いました。「自分の地元の好きな場所は?」「飯南町にあったらいいなと思うものは?」などの質問に対して、自分の意見を伝えたり、相手の考えを聞いたりしました。

地域を知る地域を知る

生徒からは、「色々な人と会話をし、様々なことを知ることができて、とても有意義な時間だった」「いろんな地域から来ている人の話も聞くことができてよかった。自分が思いつかないような話なども聞くことができた」「普段あまり話せない人とも積極的にコミュニケーションが取れてたくさん知ることができた。」「トークフォークダンスのお陰で話したことのない人と話すことができたし、飯南町の魅力などの意見交換ができてよかった」「自分の地元について改めて良いところに気づくことができた。他の地域の良さも知ることができた」などの感想がありました。

入学して1週間。違うクラスだけでなく、クラス内でも話したことのない人がいる中、関わりを持ちながら様々な考えに触れることができたようです。


後半は、町内の中学校(赤来中学校・頓原中学校)出身の生徒2名ずつが、中学校で行ってきた課題研究のプレゼンテーションを行いました。飯南町の課題に対して、健康、定住、子育てなど様々な分野でどのように解決に向けて取り組んできたのかを分かりやすく発表してくれました。

地域を知る

「4人とも、しっかりと飯南町に向き合い試行錯誤して課題に向けて活動していた」「飯南町をどうしたいかを自分も考えながら聞くことができた」「飯南町の大人と子ども、中学生と小学生など、飯南町にはたくさんの関わりがあることを知ることができた」「もっと飯南町が良くなるために、色んな視点で考えていたのでいいなと思った」「積極的にインタビューをしていて、地域の人と距離が近いんだなと思った」などの感想が聞かれました。

今年度の1年生は、27校もの中学校から入学してくれています。町外・県外からの入学生もたくさんいる中、課題研究についてだけでなく、飯南町の魅力や課題についても知る機会となりました。

今後更に飯南町を知るために、5月に「飯南町バスツアー」、9月に「中山間地域体験学習」などが計画されています。今後も探究活動を通して、協働しながら様々な考えに触れて発信していってほしいと思います。