1月28日に、1年生が地域医療学習を行いました。

今年度は新型コロナウイルス感染症防止対策のため、オンラインで講話を聞いたりインタビューしたりしました。

最初に、飯南病院の高橋事務長から、病院施設説明を受けました。中山間地域にある365日、24時間体制で診る総合病院として、「いつでも、どんな病気や怪我も診ること」をモットーに様々な職種で連携してやっていることや、病院の設備機器等を教えてもらいました。

次に、角田院長から、「地域医療の現状について」お聞きしました。それぞれの地域にそれぞれの地域医療があり、飯南病院では生活の質を向上させ、よりよく生きるために全スタッフで、総合的な医療の提供をしていることが分かりました。

地域医療学習

最後に、看護師の影山さん、保健師の空岡さんにインタビューをしました。仕事内容や仕事に就いたきっかけ、地域医療に対する思い、コロナ禍で変わったこと・大切にしていること等について、生徒から質問が出ていました。

病気の予防の段階から退院後のケアまで、地域で一体となり関わることができるのが、この地域の特性であり、強みであると分かりました。また、心のケアが身体の健康に繋がるため、コロナ禍の中で、不安を持っておられる方に対する不安を取り除くための工夫もお聞きすることができました。

地域医療学習

例年行っている、班ごとのまとめや発表はできませんでしたが、生徒は話を聞きながら要約学習を活用してメモを取っていました。

生徒からは、

「将来介護士になりたいと考えているので、今回の話を参考にし、よりよい地域医療についてしっかりと考え、自分にできることを見つけていきたい。」

「地域医療とは、地域全体で支える医療体制のことなので、医療関係者だけでなく、町民の一人一人が意識して助け合いながら暮らしていく事が大切だと思った。」

「医療活動など、積極的に参加していきたいと思った。これからの自分の将来を決めるきっかけになった。」

「地域医療に携わる全ての方に感謝して生活していきたい。」

などの感想がありました。

地域の現状や課題を知り、自分にできることを考える機会となりました。