「いのちの学習(がん教育)」を行いました(2年生)
2020年11月11日
11月4日に、2年生を対象に「いのちの学習(がん教育)」を行いました。今年度も雲南保健所から保健師の青木さん、がんサロン「雲南サロン陽だまり」代表の小林さんにお越しいただきました。
まず、青木さんから、がんについての知識を教えていただきました。日本人の2人に1人がかかる病気と言われており、誰でもかかる可能性がある身近な病気であることや、生活習慣とかかわりが深い病気で、予防することができること等をお聞きしました。
今まで、「自分には関係ない」と思っていた生徒もいたようですが、自分にも起こりうると分かり、今後の生活改善の大切さに気付くことができました。
後半は、啓発サポーターとして活動されている小林さんに、自身のがんの経験談や経験を通して感じられたことをお聞きしました。
がんになった時の状況や、治療の方法、副作用等について詳しくお聞きしましたが、壮絶な体験をされた中でも、「私の人生だから、私らしくありたい!」と、プラス思考で前向きに生活されたことが分かりました。そのポジティブな生き方に感化された生徒も多かったようです。
また、「私にできることは何かないか?」と他の人のことも考えるようになったとも話しておられました。今回も、がんの授業として、命の大切さについて啓発してくださいました。小林さんの、「生きたくても生きられない人もたくさんいる。自分の命は自分で断たないで!自分らしく生きていってほしい。」というメッセージや、人との繋がりの大切さは生徒にしっかりと伝わったようです。
【生徒の感想から】・私は今まで、がんはネガティブな印象しかなく、なってしまったらほぼ終わり、というふうに思っていた。でも、なってしまってからの気持ちの持ちよう、周りの環境、人間関係で、辛い生活も楽しくなることが分かった。2人に1人ががんになる可能性があるが、生活習慣に皆が気をつければその確率は変えることができると思った。自分も生活習慣に気を付け、がんにならず楽しい生活を送ることができるようにしたい。 ・今日のがん教育で、がんに対する考え方が変わった。がんは体質や遺伝でかかる人がほとんどだと思っていたが、生活習慣が原因でなっている人がたくさんいると知った。生活習慣は今からいくらでも変えることができると思うので、自分の生活を見直して予防していきたい。また、がんになっていなくても、検診や保険など、がんについて考えておくことが大切だと思った。 ・がんは誰でもなる可能性があるので、日々の生活習慣をもう一度見直そうと思った。今は家族が食事管理などしてくれているが、一人暮らしをして自己管理をしなければならない時までに、きちんと料理や栄養のことについて勉強しておこうと思った。 ・今回の講演を聞いて、命の大切さについて考えることができた。がんについて、「死」というイメージを持っていたし、予防もできないものだと思っていた。今回の話を聞いて、イメージが一変し、知らなかったことをたくさん教えてもらうことができた。自分の立場や相手の立場に立って考えることができた。 |