11月12日に、2年生を対象に出前講座を行いました。島根県政策企画局統計調査課から森課長補佐にお越しいただき、「統計学」について学びました。

生命地域学の課題研究を始めている2年生が、アンケートの取り方やデータの活用方法等を学習し、探究活動や発表に生かすことを目的としています。

【統計】とは、「暮らしの中のできごとを数字で表したもの」ですが、大切なことは「統計を利用して何かを考え、その考えをもとにして、暮らしをよくしようとして計画を立てること」だそうです。そして、データをとる際には、「調査のめあて」をはっきりさせることが大事だとおっしゃっていました。

統計学

統計表を使って、各グループに分かれて統計の分析もしました。生徒は課題研究の発表で円グラフをよく使用していますが、その他にも折れ線グラフ、ヒストグラム、箱ひげ図など、様々な表し方のグラフがあり、アンケート結果によって、どのグラフが分かりやすいのか使い分けることも効果的だと分かりました。

最後に、うまく伝えるためのまとめ方や、分析を深めるための方法もお聞きしました。最終的に大切なのは「役に立つこと」。データを集めるだけでなく、データを基に ”問題を見つける力” や、結果を活用したいと思わせる ”実行力” や ”表現力” も必要だと分かりました。

2年生は、データの取り入れ方や分析の仕方を知るだけでなく、データから課題を ”見える化” し、そのデータを「役に立つ」段階まで活用する重要さも学びました。

とても奥が深い統計学を学ぶ、貴重な時間となりました。ありがとうございました。