7月26日の1学期終業式に併せて、大会報告会・表彰式・吹奏楽部壮行式を行いました。猛暑のため、オンラインで実施しました。

大会報告会では、報道部がNHK杯の県大会、全国大会の報告を、野球部が高校野球島根県大会の報告を行いました。

大会報告会大会報告会大会報告会

表彰式では、ハンドボール部、報道部、書道同好会の表彰を行いました。

8月10日に開催される島根県吹奏楽コンクール高等学校小編成の部に出場する吹奏楽部の壮行式も行いました。部長の荻野雷椛さんは「私達はこれまで、金賞受賞、中国大会出場を目標に、一人ひとり熱心に練習を重ねてきました。残りの期間も、真剣に曲と向き合い、1日1日を大切に練習していきたいと思います。これまで指導してくださった顧問や外部指導者の先生、応援してくださっている保護者や地域の方に結果で恩返しができるよう、当日は最高の演奏を披露してきます。」と意気込みを語ってくれました。

吹奏楽部壮行式

その後、1学期終業式を行いました。

1学期終業式 校長訓話(要旨)1学期終業式

 皆さんは勉強と部活動をどのように位置付けているだろうか?(1・2年生は今の状態、3年生は部活動をしていた時の状態をちょっとイメージしてみて欲しい)そのイメージの中で、勉強と部活動はつながっているだろうか?
 「勉強と部活動の両立」とよく言われるが、1人の人間がやっているものなので、本当は切り分けることなどできない。2つが別々になっていたら、せっかく部活動で得たさまざまな財産が部活動を終えたらなくなってしまうことになり、あとで活用できなくなってしまう。県総体の講評でもお話をしたが、部活動を通して皆さんが学んでいることは沢山ある。それをなかったことにしてもらっては困るのである。
 飯南町では保小中高一貫教育で身につける7つの資質・能力を設定しているが、その全てが部活動にも入っている。部活動と勉強をうまく融合させていたら、部活動で得た財産はこれからの人生の中で形を変えて必ず活かされるものであると思う。
 さて、部活動のあいさつ等で、お世話になった人、応援したくれた人へ感謝が述べられることがある。では、お世話になった人・応援したくれた人とは具体的に誰のことだろうか? 頭の中にイメージしてみて欲しいのだが、どのくらいの人が挙げられるだろうか?
 実際には、おそらく皆さんの頭に浮かんだ何倍もの人があなた方のことを気にかけて応援してくれている。なかなか存在に気付かない人もいるが、よい成績を収めるにつれて声を掛けるきっかけが生まれ「この人も応援してくれていたのか」という、人との「つながり」を知ることができる。
 全国大会に出場した報道部の山中さん、ベスト4に入った野球部、そして、日藝選奨に2年連続で輝いた神楽愛好会の皆さんは、おそらくそういう場面にここ最近何度も立ち会ったはずだ。
 こうした「つながり」を体感することも、部活動の大切な価値である。ぜひ、これを味わった人は、自分自身も他人に共感し、応援できる人間になって欲しい。部活動が教育の場で行われていることの意義は、例えばこういうところにあるのだと思う。
 2学期始業式で元気に会いましょう。