11月1日に1年生が、12月6日に2年生が、「いのちの学習(がん教育)」を行いました。雲南保健所の周藤保健師、がんサポーターの小林さん、飯南町の空岡保健師をお招きし、話をしていただきました。

周藤保健師さんからは、がんは2人に1人がかかるとても身近な病気で、誰もがかかる可能性があること、生活習慣と関わりが深く、生活習慣を見直すことでがんにかかりにくくすることに繋がること等を詳しく教えていただきました。

がん教育

がんの経験者である小林さんからは、がんの症状や治療方法をお聞きしました。がんの経験から、「健康は当たり前ではなく、命は一つしかない」「早期発見・早期治療が大切なので、健康な時から検診を受けてほしい」という思いを持ち、現在啓発活動をしておられ、生徒にもその思いを伝えてくださいました。一人で落ち込まず前向きに捉えること、周りに相談しプラス思考でいることで乗り越えてこられた経験談は、生徒のこれからの生き方にも役立ちそうです。

がん教育

空岡保健師さんからは、飯南町の健康課題や健康づくり事業についてお聞きしました。飯南町は県内に比べると平均寿命が短いことや、男性のがん死亡が多いことを知りました。現在高校生も取り組んでいる「健康にい~にゃん週間」で生活を振り返って見直し、自分の健康管理について具体的に考えられるようになってほしいという話でした。

生徒からは、

「歳を取ってから気をつけるのではなく、今自分の生活習慣を見直して予防していくことが大切だと思った。」

「自分の周りにがんを体験した人がいなかったので、小林さんの話を聞いて、がんは本当につらい病気なんだなということに改めて気づいた。もし自分ががんを罹ってしまっても、前向きに生きていけるようにしたい。」

「がんのことについて何回か講演を聞いたことはあったけど、今回の講演を聞いて、改めてがんは怖いものだと知った。今回聞いた話を家でも共有して健康に過ごしていきたいと思った。」

「がんの治療を受けている人は心のケアをすることも大事なんだと感じた。」

などの感想がありました。

がんについての知識やがん患者に対する認識を深めるだけでなく、自らの身体を適切に管理する力を身につける大切さも学びました。