11月2日に、2年生を対象に「がん教育」を行いました。

講師として雲南保健所、飯南町役場の保健師さんに、がん検診啓発サポーターとして小林貴美子さんにお越しいただきました。

はじめは、保健師の別所さんから「がん」がどんな病気なのかをお聞きしました。

「がん」は誰でもかかる可能性がある身近な病気であること、生活習慣が深く関わっていること等を学び、検診を受ける大切さを感じました。

後半は、自身ががんを体験され、がんサポーターとして啓発活動をしておられる小林貴美子さんから体験談をお話しいただきました。

いのちの学習「がん教育」

小林さんは、早期発見や、ポジティブに考える気持ちの持ち方の大切さを教えてくださいました。

また、がん仲間として、がんサポーターとして、生きたくても生きられない人を身近で見てきた経験から、生徒達には「健康は当たり前ではない!命は一つしかないんだ」「決して自分の命を自分で断たないでほしい」とおっしゃっていました。

前半、後半、どちらのお話からも、生活を見直そうと思った生徒が多かったようです。

生徒からは、

「普段の生活習慣が自分を守るために重要だと感じました。小林さんはがんになってしまった時、前向きにポジティブに物事を考え、闘病を頑張って乗り越えてこられたそうです。死がすぐ隣り合わせの状況で、前向きに考えられる人はそういないと思うので、尊敬します。「自分の命を大切に」という言葉にとても重みがあり、今後は将来の自分に対して、少しでも気遣っていこうという気になりました。」

「今を健康に生きられていることに感謝して、これからもがんばって前向きに生きていきたいと思いました。」

などの感想がありました。

「今までがんについての学習をしたことはあったが、実際にがんを体験された方からの話は初めて聞いた」という生徒が多く、抗がん剤の副作用の苦しさ、辛さ、命の大切さ、検診の重要性を強く感じたようです。