毎年2年次に計画しているインターシップや、3年次に松江市で実施されている高校生ジョブフェアなどが新型コロナウイルス感染症対策のため中止となり、勤労観を培う機会が減っていた2、3年生。

そのため、「将来の生き方と地域貢献についてのお話を地域で働く職業人から聞き、社会の中で自分を活かすことについて考え、進路決定の一助とすること」を目的として、職業人講話を行っています。

今年度2回目は、12月7日にモルツウェル株式会社の野津積代表取締役にお越しいただき、【「やりたいこと」して世の中に影響を与える】と題して講話をいただきました。

職業人講話

はじめに、「これからは変化が大きい時代。大変だと言われているが、大きく変わる時はチャンスが多い!楽しいことが多い!」と仰っていました。

野津さんは、「失敗もたくさんしている。でも諦めない。」「悩んでいるときはできることをやっていればいい。できることをやりながら「やりたい」を拡大。できないからやらないは×。自分のエネルギーが湧きやすいことを考えてみる」「やりたいことはさっさと始めてほしい。本当にやりたいことに対して投資活動を。」「小さな成功を積み上げていく事が大事。やりたいことを仕事に。とても大切なこと。」「人と違ってもいい。自分の人生を生きてほしい。」など、生徒の心に届くたくさんの言葉をくださいました。

生徒からは、

「やりたいことが見つからないのなら、できることを積み重ねることがその先につながるということを聞いて、まずは高校を卒業するまでに自分にできることを確実にこなしていこうと思った。自分の世界観に閉じこもってしまうのではなく、外に出てたくさんの人の考え方に触れ、たくさんの経験をしていきたい。」

「何事にも懸命に、無駄なことはないと思いながら、これから進む先で自分の夢に向かって歩み続けていきたいと思った。気持ちの整理や気持ちを改められる時間になって本当によかった。」

「自分の将来やりたいことについて、もう一度深く追求する必要があると感じた。」

「進路、将来の生き方に対する意識が変わった。」

などの感想がありました。

3学期も職業人講話を計画しています。仕事や社会を知るきっかけとし、進路決定や実現に繋げてほしいと思います。