10月28日に、【しめ縄作り体験を通して飯南町の伝統文化に触れ理解を深める】ことを目的に、1年生が飯南町伝統文化体験学習を行いました。

『飯南町大しめなわ創作館』から、講師として6名の方にお越しいただきました。

はじめに、大しめ縄の製作・奉納の様子をDVD視聴し、飯南町大しめなわ創作館の那須さんからしめ縄の歴史についてお聞きしました。出雲大社の神楽殿に奉納されている日本一のしめ縄は飯南町で作られていますが、なぜ飯南町で作られるようになったのかや、使われている稲わらの種類などとても詳しく教えてくださいました。また、しめ縄が日本国内だけでなく、海外からも注文が来ることをお聞きし、驚いたという生徒がたくさんいました。

飯南町伝統文化体験学習

話をお聞きした後は、「しめ縄飾り作り」や「しめなわ検定」に挑戦しました。

わらをなう作業は難しかったという生徒もいましたが、創作館の方々に丁寧に教えていただき、一人一人が一本の縄を作り上げていました。そして縄で輪じめを作り、自分の好きな短冊や飾り紐をつけて、しめ縄飾りができあがりました。

飯南町伝統文化体験学習飯南町伝統文化体験学習飯南町伝統文化体験学習

しめなわ検定では、那須さんの話をしっかりと聞いており、高得点を取っていた生徒が多くいました。

 生徒からは、
「初めて知ったことがたくさんあった。伝統のすごさやあんなに大きなしめ縄を人の手で作るという技術のすごさに感動した。」
「たくさんの時間をかけてたくさんの人が関わってできた大しめ縄だと知ると、また違った見方になった。」
「日本一、もしかしたら世界一のしめ縄をこの飯南町で作っていることをとても誇りに思った。」
などの感想がありました。

また、「今後も伝統文化に触れていきたい」
   「伝統文化を残していくために何かしていきたい」
   「この素晴らしい伝統文化をなくさないために、私達若者から魅力を発信していきたい」

という感想もあり、那須さんが仰っていた、「飯南町の文化や伝統技術を後世に伝えることを目的としている」という思いを受け取っていた生徒がたくさんいたことも分かりました。

飯南町大しめなわ創作館の皆様、ありがとうございました。