毎年2年次に計画しているインターシップや、3年次に松江市で実施されている高校生ジョブフェアなどが新型コロナウイルス感染症対策のため中止となり、勤労観を培う機会が減っていた2、3年生。

そのため、6月15日に「将来の生き方と地域貢献についてのお話を地域で働く職業人から聞き、社会の中で自分を活かすことについて考え、進路決定の一助とすること」を目的として、職業人講話を行いました。

今回は、松江市の有限会社『Will さんいん』の代表取締役 金築理恵様をお招きし、「未来の自分は、自分で切り拓く」と題して2年1組と3年1組の生徒に話をしていただきました。

職業人講話

まず、『Will さんいん』の経営理念や業務内容をお聞きしました。様々な業務がある中で、「働き方の多様性」についてのお話があり、テレワーク支援をし、地域で働ける場所作りをしているという内容が印象的でした。働き方には様々な選択肢がや可能性があることを感じたのではないでしょうか。

「なぜ働くのか?」という内容では、人生の中での仕事の割合は多く、“好き”や“得意”が仕事になることは「幸せ」に繋がるという話がありました。社会人になった時に幸せを感じられるように、仕事や社会を知ることの大切さを学びました。また、「過去と他人は変えられない 変えられるのは自分と未来」という言葉や、「す(素直)げ(元気)え(笑顔)や(やる気)」は高校生の強みだというお話を聞き、意識を変えていこうと感じた生徒が多かったようです。

生徒からは、

「私はいつも“もっと行動しておけばよかった”等、過去の事ばかりを悔やんでいたが、今回の講話を聞いて、“もっとこうしよう”、“次からはこんなふうに行動しよう”と、前向きに考えて次に活かすような思考に変えていこうと思った。進路や将来のことについて、自分の思いをしっかりと親や先生に伝えられるように、自分の意思を固めて発言していきたい。」

「僕はなりたい職業が決まっていて、その仕事に必要なコミュニケーション能力を身につけて卒業したいし、卒業してからも高めていきたいと思った。社会人に向けて今からできることを頑張って、少しでもいい“人財”になれるように努力していきたい。」

などの感想がありました。

2、3学期も職業人講話を計画しています。仕事や社会を知るきっかけとし、進路決定や実現に繋げてほしいと思います。