11月5日に、3年生の生活デザイン「高齢者とかかわる」という単元の実習として、認知症サポーター養成講座を行いました。

認知症サポーター養成講座の講師役(キャラバン・メイト)として、保健福祉課から3名の方にご来校いただきました。認知症サポーターとは、「認知症に対する正しい知識と理解を持ち、認知症の人やその家族を温かく見守る応援者」のことです。

認知症サポーター養成講座

前半は、認知症の主な症状や治療方法、認知症の人への支援の仕方等をお聞きしました。

まず、65歳以上の5人に1人、85歳以上の4人に1人がなると言われている病気であるということ。また、早期発見・早期受診・早期治療で最大限の効果が期待でき、周りの人の接し方次第で、症状が和らいだり現れなくなったりすることが分かりました。

接し方そのものが治療になることや、本人やその家族へのさりげない手助けがあることで安心して生活することができると知り、サポーターとして認知症に対する正しい知識と理解を持つ役割の大きさを感じました。

 

後半は、グループごとに認知症の方への「良い対応」「悪い対応」を考えました。

卒業後、社会とつながる機会が増える生徒の皆さんには、認知症に関する正しい知識と理解を持ち続け、「認知症サポーター」として自分ができることは何かを考えて行動に繋げていってほしいと思います。

保健福祉課は、キャラバン・メイトとして商工会や郵便局でも「サポーター養成講座」を開設されているそうです。町全体で認知症を学び、地域で支えようとする動きに、高校生としても参加するためのとても良い講座となりました。