7月4日、5日の2日間で、2年生が中山間地域研究センター実習を行いました。

1日目の前半は、今年も島根大学教育学部 作野広和教授に講義をしていただきました。ワークショップ型授業を通して、「日本の未来を考えながら自分の未来も見つめていく」時間を持ちました。価値観が多様化してきている今、自分の「幸せのものさし作り」が大切だと分かりました。

中山間地域研究センター実習

その後は、2年生が12班に分かれ「森林セラピー」と「畜産体験・木材加工体験・鳥獣被害対策・建設業体験・赤名湿地探索」のいずれかを体験しました。

中山間地域の基幹産業ですが、担い手不足になっている建設業・林業についても理解を深めるため、普通高校ではなかなかできないバックホーや除雪車の操縦、ドローンの操作を体験したり、木材を使ってラック作製をしたりしました。

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畜産体験では放牧場の工夫等を知り、楽しさや大変さも味わいました。

中山間地域研究センター実習

どの体験も、とても丁寧に教えていただき、活動発表に繋げました。

中山間地域研究センター実習

森林セラピーや赤名湿地探索班は、整備されている森の大切さや貴重な動植物に触れ、「周りに自然があっても知らないことがたくさんあった。森の循環を直に見ることができ、全身で自然を感じることができた。」と発表していました。

中山間地域研究センター実習

鳥獣被害対策班は、捕獲用わな作りを通して「被害を防ぐために対策してくださっている方の大変さを感じ、そういった仕事もあることを知ることができた。」と話していました。

中山間地域研究センター実習

発表後は、それぞれの仕事に携わっておられる方の思いを聞く時間も設けられました。他の班の発表を通して、体験していない活動にも理解を深め、2年生全体で自分の生活との繋がりを共有することができました。

中山間地域研究センター実習

2日間、とても貴重な時間となりました。ありがとうございました。