6月19日に、地域エコノミストで株式会社 日本総合研究所の主席研究員 藻谷浩介氏をお招きし、『飯南町に学ぶ日本の未来と里山資本主義』と題して講演会を行いました。

この講演会は、7月に2年生が行う「中山間地域研究センター実習」の事前学習として計画していましたが、【地域を愛する心を養うとともに地域の課題解決に向けて主体的に考える態度を育てる】ことを目的に、全学年が参加しました。

中山間講演会

島根県は少子高齢化が進んでいる、農業・林業は衰退していっているというイメージを持つ人は少なくないと思います。しかし、講演の中で藻谷さんは、現実は違い、「島根県は過ごしやすく暮らしやすい、未来に可能性がある地域で、今からできることは十分ある」ということを、様々なデータをもとに話してくださいました。

中山間講演会

「平均寿命が伸びている今、退職後も豊かで楽しい時間を過ごすためには、“退職のない仕事”で田畑で自給ができ、お金に頼らない部分を持つ生活が有利だ」ということも仰っており、島根県の未来に大きな希望が持てる時間となりました。

中山間講演会

7月の「中山間地域研究センター実習」も引き続き同じ目的で行います。島根県や中山間地域の課題を知ると共に、体験活動を通して飯南町の良さも体感し、自分からできることを考える時間にしていきたいと思います。