8月20日に2学期がスタートし、大会報告会、始業式をオンラインで行いました。

大会報告会では、吹奏楽部が島根県吹奏楽コンクール高等学校小編成の部「銀賞受賞」の報告を、生命地域ラボ 神楽愛好会が第13回高校生の神楽甲子園「日藝選奨」受賞の報告を行いました。

大会報告会・2学期始業式大会報告会・2学期始業式

2学期始業式 校長訓話(要旨)大会報告会・2学期始業式

 この夏、スポーツの力、魅力を改めて実感することが沢山あった。1学期終業式の日が、ちょうどパリオリンピックの開会式。そして、8月7日からは夏の甲子園も始まり、この1ヶ月近く、ずっとスポーツ三昧だったという人も多いのではないだろうか。テレビで観戦しながら「これはすごい瞬間を目撃している」と感じる場面が沢山あったが、ここではとても語りきれないので、残念ながら省略する。
 この期間ずっと私が注目していたのは、アスリートのパフォーマンスはもちろんだが、それに対する応援にもまた素晴らしい力があるということである。
応援の「援」という字を見てみよう。この漢字には「助ける」「救う」「力を貸す」といった意味もある。ちなみに、「援」の字を使ってどのくらい二字熟語ができるだろうか? 30秒ほど取るので、各クラスの先生、生徒に挙げさせてみて欲しい。
 「援護」「援助」「支援」「応援」「救援」「声援」「援用」
 以上のような例が考えられる。最後の「援用」はご褒美レベル。
 確かに、「助ける」というイメージの言葉が並ぶ。ということは、この漢字自体に相手との関係性、つまり「相手のことを思いやる」という気持ちも含まれている、ということだ。以前、「慮(おもんぱかる)」の話をしたが、その思いを具体的に行動として表した漢字、ということが言えるかもしれない。
 さて、よく見ると、この漢字の中には「友」という字が入っている。そして「てへん」がある。「友達に手を貸す」「友達に拍手をパチパチ」など。もちろん、これは国語的にはデタラメだが、学校の人間関係の中でぜひ大切にして欲しい言葉である。
 さて、今日から鵬雲祭の準備が本格的に始まる。ここはパリでも甲子園でもないが、生徒の皆さんの激アツなエネルギーを燃焼させ、人間的成長を促す素晴らしい舞台であることには変わりがない。
 文化祭では困っているパートを支援し、体育祭では駆け抜ける友に声援を送り、応援合戦では他の色へのリスペクトを忘れず、素晴らしい学園祭にしていこう。



今年の鵬雲祭のスローガンは【最高傑作~永遠のHighlightに~】。

「伝統を残しつつ新しいことを取り入れて、過去にない最高傑作の鵬雲祭を全員で創造したい」「3年生は高校生活の、1・2年生は一年間の中で最も際立った、輝いた瞬間を残してほしい」という思いを込めて、生徒会執行部が考えました。

鵬雲祭準備期間は21日から始まります。短い期間ですが、鵬雲祭当日を「最高傑作」にするために、クラスや色、部活動や委員会など、様々な役割の中で自分の力を発揮し、充実した準備期間にしてほしいと思います。

8月28日から始まる鵬雲祭には、保護者の方、地域の方にもぜひお越しいただき、生徒の姿をご覧いただけたらと思います。

鵬雲祭の日程は➝コチラ