表彰式・壮行式・2学期終業式
2023年12月22日
今年も終業式は積雪が多く、リモートで表彰式・壮行式・2学期終業式を行いました。
2学期 表彰式
たくさんの生徒や部活動が表彰されました。
- 第62回島根県高等学校音楽コンクール 木管楽器部門 金賞 安部 修太
- 令和5年度共同募金運動用図書カード図案募集 優秀賞 高岡 咲季
- 令和5年度フレッシュトーナメント出雲地区大会 優勝 野球部
- 第56回島根県高等学校書道展 優秀賞 景山 英
- 第28回中国地区高等学校生徒書道展
特選 岡野 菫
金賞 明見 櫻紅
銀賞 鹿田 圭吾
銅賞 高橋 侑聖 山下 真季 松岡 菜々羽 三島 瑞生
- 第27回島根県高等学校総合文化祭放送部門島根県大会
朗読部門 優良賞 福留 日葉璃
アナウンス部門 優良賞 山中 麻菜美
ビデオメッセージ部門 優良賞 三上 薫
スキー部 壮行式
1月4日から大会が始まるスキー部に向けて、壮行式を行いました。
スキー部部長の吉川真太さんは、「スキー部はこれまで中国大会出場、全国大会出場を目標に部活動や自主トレーニングを頑張ってきました。チームの仲が良く、一人ひとりのスキル向上を図ってきました。レースでは緊張感を持ち、今まで部活動や自主トレーニングで積み重ねてきた経験を生かしていきたいです。これまでスキーができたのは、顧問の先生やコーチの方、保護者の方のサポートがあったからだと思います。全ての方への感謝の気持ちを込めてスタートを切ります。」と挨拶してくれました。
長いオフシーズンの間に蓄えてきたものをしっかりと発揮してほしいと思います。
令和5年度 2学期終業式 校長訓話(要旨)
2学期を終えるにあたり、2点お話をしたい。今学期、生徒の皆さんの良かったこと・まだまだ努力が必要なこと、の2点である。
まずは、私が様々な活動場面に立ち会って「これは良かった」と感じたことを、学年ごとにお伝えしたい。
1年生:進路ガイダンス(10月17日)
武道場でキッズコーポレーションの小林さんから話を聞いた。小林さんがドラマに出演していたという話を覚えているのではないか。ここで1年生が良かったのは、講師の話に対してのリアクションである。これは、話し手の意図をきちんと理解していないとできない。小林さんは、他校と比較して飯南高校の反応の良さは抜群だと言っておられた。それだけ集中して聞いていたから忘れていないと思うが、志望動機の重要性に加え、3年生になったら頑張ろうとか、社会に出たら頑張ろうとかしてもそんなに簡単に人間変われないということ、つまり継続の大切さも主張しておられた。
2年生:R54ボランティア活動(10月6日)
研修旅行の結団式でも話をしたが、この時の2年生諸君は本当に立派だった。私は赤来方面の数か所の様子を見た。中学生との交流が非常にうまくできていたことはもちろんだが、それに加え、終了後に、町内介護施設(まごのて)でお年寄りの方々と場が盛り上がるようにとてもうまく交流できていた姿は大げさかもしれないが感動的であった。単に清掃活動ということではなく、飯南高校の良さを町内の方々に知っていただく貴重な機会であることが再確認できた。
3年生:献血ボランティア(10月4日)
当日本校から参加したのは13名。うち2年生が4名、3年生が9名と多くの生徒が参加してくれた。献血は、誰の役に立ったのか、直接は見えないが、自分が起こしたアクションが確実に誰かを救うことにつながるという、ボランティアである。来島保健センターで行われたが、本当に頼もしく、また、これだけの生徒が協力してくれたことを校長としてありがたく感じた。
さて、話の2つ目。まだまだ皆さんの努力が必要なこと、頑張って欲しいこと、つまり、課題について述べたい。
1.他人の気持ちを考えて行動すること
→自分の独りよがりで行動していないか?
2.ものごとを深く考えること
→日々の学習を「作業」として処理していないか?
3.計画的にものごとを進めること
→行き当たりばったりの行動をしていないか?
ちょっと欲張りだが、皆さんに頑張って欲しいこれらのことを漢字一字で表現できないか…あれこれ考えてピッタリの一字にたどり着いた。
「慮」である。音読みで「りょ」と読むことは簡単だが、訓読みで読めるだろうか? 正解は「おもんぱかる」である。ちなみに、英語でもっとも意味が近いのは「consider」だが、この単語には「計画する」までの意味は含まれない。
世の中は、時短・タイパなど、まずます効率を重視し、無駄を削ろうとする方向に進んでいるが、そんなにうまくいくのかな、と私は思っている。
ここは学校。間違いや失敗が成長につなげられる場所である。時には立ち止まって悩み・深く考える時間を大切にして欲しい。
ということで、私の言いたいのは、「飯南高校生、慮れ!」である。
新学期にまた元気にお会いしましょう。