8月22日に2学期がスタートし、表彰式、2学期始業式を行いました。

表彰式では、書道同好会、吹奏楽部、神楽愛好会の表彰をしました。大会結果は下記の通りです。

表彰式

大会結果

【高文連書道コンクール】

  特選 景山 英

  秀作 黒田 蒼子・岡野 菫

  佳作 井上 未来

【全日本吹奏楽コンクール島根大会 高等学校小編成の部】

  銀賞 受賞

【第12回高校生の神楽甲子園】

  日藝選奨 受賞

 

その後、2学期始業式を行いました。

2学期始業式

2学期始業式 校長訓話(要旨)

 皆さんに質問がある。学園祭は何のために行われるのだろうか? 日頃頑張っている生徒の皆さんへのご褒美? 勉強ばかりだとつまらないので、お楽しみの企画も必要だから? など、いろいろ考えられるが、実はこれについてはきちんとした正解が用意されている。

 「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」この3つである。これは、「学習指導要領」の中で「特別活動」が目指すものとして掲げられている言葉である。簡単に説明してみたい。

1.人間関係形成

 「年齢や性別といった属性、考え方や関心、意見の違い等を理解した上で認め合い、互いのよさを生かすような関係をつくることが大切」と述べられている。体育祭ではクラスを解体し、学年を超えて色ごと分けられているが、どの種目に出るか、といった話し合いをしたり、応援指導をしたりすることがこれに該当すると思われる。

2.社会参画

 「学校は一つの小さな社会であり、学校内の様々な集団における活動に主体的に関わることが、地域や社会の担い手になることにつながる」と述べられている。ちょっと苦手、という人もいるかもしれないが、自分なりの参加の仕方でいいので、つながりを作ってみてほしい。

3.自己実現

 「集団の中で、現在及び将来の自己の生活の課題を発見し、よりよく改善しようとする視点」と述べられている。これはちょっと難しいと思うので、鵬雲祭が終わってからゆっくり向き合ってみてほしい。

 要するに、何が言いたいかというと、これから2週間をかけて行われる本校最大のイベントは、同時に最大の学びの場でもあるということである。別に難しい顔をしてやれというわけではない。一見お楽しみ企画・お祭りと見える背後には様々な学びの仕掛けが入っているので、自分を成長させるチャンスであるということである。

 わずか数週間という短期間で大きく成長できる機会というのはそうそうあるものではない。私は、教員生活の中で生徒会担当を7回経験してきた。学園祭で大きく人間的に成長する生徒を沢山見てきたので、これは間違いのないことだと思っている。

 皆さんがすべきことは、この期間に新しい人間関係を作ること。本校は小規模校だが、つながりを作っていない人がまだまだたくさんいるのではないか?

 ぜひ、このお祭り空間を利用してつながりを増やして欲しい。


 

今年度は、4年ぶりに制限のない鵬雲祭です。鵬雲祭スローガンは「Restart ~新時代を築こう~」。コロナ禍以前に戻すのではなく、新しい鵬雲祭を創造したいという生徒の想いが籠められています。明日から始まる鵬雲祭準備では、短い準備期間ですが、クラスや色、部活動や委員会など、様々な役割の中で自分の力を発揮してほしいと思います。

8月31日から3日間行う鵬雲祭に、保護者の方、地域の方にもぜひお越しいただき、生徒の姿をご覧いただけたらと思います。