5月19日に、1年生がクラスごとに「地域を知る」授業を行いました。飯南高校独自の学校設定科目「生命地域学」についてのイメージを持ち、今後地域について学ぼうとする意欲を高めることや、他者と関わる力を身につけることをねらいとしています。

はじめに、飯南町をフィールドとしたキャリア教育「生命地域学」についての説明を聞きました。生命地域学では、「関わる力」「描く力」「発信する力」を身につけるために、3年間、様々なカリキュラムが組まれています。6月には、飯南町を知るための「飯南町バスツアー」が計画されています。

地域を知る

この授業の前半は、トークフォークダンスを行いました。フォークダンスのように次々と相手を替えながら、1対1で対話をします。「自分の地元の良いところは?」「飯南町にあるといいと思うものは?」など、様々なお題に沿って、自分の意見を伝えたり相手の考えを聴いたりしました。

地域を知る地域を知る

入学して一か月半、まだ関わりの少ないクラスメイトもいる中でしたが、「自分にはない考えがたくさんあり、考えを深めることができた。」「いろいろな考えを知ることができて、とても良い発見になったし、質問に沿って自分の考えを人に伝えるのが楽しかった。」「決められた話題で一分間話すことはとても難しいと思った。普段から多くの人とコミュニケーションを取り、力を身につけていきたい。」などの感想があり、クラス内の様々な人と関わりを持ち、考えに触れる良い機会になりました。

 

後半は、町内の中学校(赤来中学校・頓原中学校)出身の生徒数名ずつが、中学校で行ってきた課題研究のプレゼンテーションを行いました。飯南町の課題に対して、どのように解決に向けて取り組んできたのかがとてもよく分かる発表でした。聴いている生徒は、4月に行った要約学習の手法を用いながら、真剣にメモを取っていました。

地域を知る

生徒の感想では「飯南町について、いろいろな見方で考えることができた。自分が知らない町の魅力を知ることができた。」「一人ひとりが具体的な目標を持ち、どのように研究を進めていくかを計画、実行していてすごいと思った。」「これからもより良い、皆が過ごしやすい飯南町を作っていけるといいと感じた。」などがあり、中学校での学びを高校に繋げることで、飯南町や課題研究への理解を深めることができたようです。

1年生の約1/3が町内出身の生徒、約2/3は町外、県外出身の生徒です。今後のカリキュラムでも、町内生や町外生が協働しながら、様々な視点で飯南町の魅力や課題を見つけ、探究していってほしいと思います。