7月16日に、飯南高校のALTとして、3年間お世話になったカーソン先生のお別れセレモニーを行いました。

はじめに、馬庭校長から挨拶がありました。

「カーソン先生は、ALTとしての任期が7月までで、今日の授業でお別れということになりました。本校には、3年前の9月から来ていただいて、皆さんの授業を見ていただきました。皆さんも、カーソン先生との授業をとても楽しみにしていたと思います。先生には、皆さんのより積極的な英語の授業への参加を目指して、様々な工夫をしてもらっていました。また、放課後の図書館での英会話や、英検を受ける人の練習にも付き合っていただいていました。これでお別れとなりますが、ぜひ今日も一緒に、楽しい授業を過ごしてもらえたらと思います。」

続いて、カーソン先生から、堪能な日本語で生徒へメッセージが送られました。

ALT カーソン先生のお別れセレモニー

「みなさん、おはようございます。高校生の頃、校長先生が時々僕たちに話してくださる話がありました。若い魚が海を泳いでいると、年老いた魚とすれ違います。年老いた魚は『今日はいい水だね』と言います。若い魚は『水ってなんだ?』と言います。

日本に来てから、自分が生きている水を理解するには、自分と違う水を勉強することが大切なんだと、より強く感じるようになりました。他の国で暮らしたから、自分の国を以前より深く理解できるようになりました。日本語に浸ったことで、英語を以前より深く知るようになりました。逆も然り。自分の文化と言語が、外国の文化や言語を理解し愛するための特別な道を与えてくれます。その違いを大切にしようとするなら。

他の言語を学ぶことの良さの1つは、よその世界や生き方や考え方を学ぶことで、逆説的に自分自身と自分の世界をより深く知ることができることです。どの言語でもいいです。

違いについてたくさん話していますが、どれほどお互いに似ているか忘れてはいけないと思います。日本の方から『日本とアメリカはどう違いますか?』と聞かれる時、もちろんいくつか頭に浮かびますが、よくどう答えればいいか迷っています。

知識を伝えるんじゃなくて、元々皆さんの中にある興味や情熱を少しでも引き出せたことを望んでいます。人生で本当に大切なものは人から与えられるものではありませんね。自分で引き出す必要があります。時に誰かの導きをもらうこともあるけれど、結局最後はいつも自分の手で。僕自身の言語と世界を少しでも分かち合うことができたところは本当に、Thank you。できなかったところは、I'm sorry。

この3年間を大切なものにしてくださり、ありがとうございます。この経験はきっと終わりまで僕の中に残り続けます。

最後に、お別れの言葉について少し話そうと思います。英語の『Good bye』って、実は省略です。英語を話す国でも周知されてないと思います。僕も知ったのは、1年も前ではありません。この表現は本来『God be with ye』でした。『神様があなたとともにありますように』という意味です。本当にありがとうございました。人生はかなり短いことを忘れないで。本当に、God be with ye。Thank you。」

ALT カーソン先生のお別れセレモニー
▲放課後もボードゲームを通じて、生徒たちに英語の楽しさを伝えてくださいました

カーソン先生、飯南高校での3年間、熱意をもって生徒に接してくださり、本当にありがとうございました。新天地でのご活躍を、生徒・教職員一同、心から応援しています!