9月4日に、島根県助産師会からお二人の助産師の方をお招きし、3年生を対象にバースデー講座を行いました。

前半は、妊娠についてお聞きし、胎児の成長や母親の意識や体調の変化、周りの方の配慮や手助けの大切さ等が分かりました。知識として知るだけでなく、生まれてきた自分の命についてや、これから体験するかもしれない未来の自分について想像する時間にもなりました。

生徒と教員が8kgの妊婦ジャケットを着用して、妊婦体験もしました。起き上がることの大変さや、重いだけでなく暑いことを体感し、共有しました。

バースデー講座バースデー講座

妊娠8か月の教員や、出産に立ち会った教員の話からは、妊娠中の大変さ、幸せに感じること、父親としての気持ちの変化を聞くことができました。

また、3kgの赤ちゃん抱っこ体験もさせてもらいました。

バースデー講座バースデー講座

後半は、未来についての話でした。高校3年生は命を育むことができる身体になっているため、責任が取れるのかしっかりと考えて行動することが大切だと分かりました。

望まない妊娠の可能性や性感染症、がん等のリスクがあることもお聞きし、対等な関係であることや、自分の体だけでなく相手の体のことも踏まえて考える必要性を感じました。

最後に、命が繋がっている絵を見せてもらいました。「命を繋げてくれた人がいるからこそ、今の自分がいるんだよ」「自分に関わる人に感謝の気持ちを持ってほしい」と伝えられました。言葉だけでなく、絵で見ることで、本当にたくさんの人が自分の生に関わっていることを実感した生徒も多かったようです。

バースデー講座

~生徒の感想から~

・命の大切さだけでなく命の重みを改めて感じることができた。

・改めて命の大切さについて知ることができた。これから先、自分の行動一つ一つに責任が伴う場面が出てくると思うので自分の意思をしっかり持って行動していきたいと思う。

・これからの人生はまだまだ先が長いので、自分の体を大切にしながら、将来のパートナーの体も大切にしたいと思った。

・命の大切さについて詳しく知ることができて、命のありがたみや親の大切さが改めて分かった。自分が今生きていることも当たり前ではないなと思い、もっと両親に感謝したいと思った。