3年1組の生徒は、6月から生命地域学の集大成である課題研究を進めてきました。「主体的に課題を見つけ、様々な他者と協働しながら、答えのない課題に粘り強く向かっていく力」を培うために、6班に分かれ『自らの進路に関わる地域課題の解決』を目指しました。

課題研究 最終発表会

10月に行った中間発表会から約2か月、生徒は、様々な企画やアンケートを行うなど意欲的に取り組んできました。外部の方と関わり、協力してもらうことで、地域について更に深く知る機会となりました。これらのことは、12月18日の最終発表の中で取り入れられており、講評していただいた島根大学教育学部の作野先生から「提案で終わるのではなく、実践を伴った発表であった」と評価していただきました。それは、「高校生として何ができるのかを考え、主体的に行動していた」点や、発表後に質問がたくさん出ていた様子から、「チーム(地域・生徒間など)で意見が出し合える関係作りができている」証だとおっしゃっていました。この課題研究や最終発表会は、地域の方の協力があったからこそできたことである、と改めて感じました。

課題研究が始まる前、3年1組の生徒は【個人目標シート】を記入しました。課題解決への明確な目標を持ち、研究を通して自分が身につけたい力を培うためです。発表後、この課題研究を通してどのような力がついたのかを振り返りました。それぞれが自分の発信力、会話力、伝え方など、今まで苦手だと感じていたことに自信がついたと書いており、一人一人が身につけたい力の向上を実感することができました。

最終発表会では、他の班の発表を見ることで、飯南町の魅力、違う視点での問題点や解決方法、自分達の班に足りなかった所(発表の仕方やパワーポイントの作り方等)を感じた生徒が多く、クラス全体で高め合える研究発表になりました。

課題研究 最終発表会