要約学習(1年生)
2025年05月08日
5月1日、2日に、1年生が要約学習を行いました。元赤来中学校 校長の烏田勝信先生をお招きし、毎年行っています。
図式化することを通して文章を立体的に理解する力を身につけることや、伝えたい内容を構造化することで簡潔なプレゼンを行う力を身につけることをねらいとしています。
烏田先生は、「『図式力=読解力』。図式をマスターすることで、『聞く・読む・話す・書く』力が向上し、語りかけるようなプレゼンにつながる」と仰っていました。そして、良い図式の例をたくさん見せていただきました。良い図式は、キーワードだけでなく、矢印やイラストを使って立体的に表すことで頭に入りやすくなるそうです。
生徒達は、文章を見ながら図式化した後、2人1組になって図式を見ながらプレゼンしました。グループ内で相手を変えながら、「図式を見ながらプレゼンする」だけでなく、「図式を見ずにプレゼンする」ことにも挑戦しました。
40秒間のプレゼンはあっという間で、途中で終わってしまう生徒がほとんどでしたが、繰り返すうちに重要だと思う部分を端的に話せるようになり、時間内に伝えられるようになっていきました。
「読み取り図式」では、“図式名人”の称号をもらった生徒がたくさんいました。
後半は、「聞き取り図式」にも取り組みました。話を聞きながら図式化するのは、「読み取り図式」よりも難易度が高く、苦戦していました。その他にも、図式を見ながら文章化したり、自分の考えをまとめて発表したりしました。
様々な図式の方法を体験し、図式の幅広い活用の仕方を感じたのではないでしょうか。授業や日常生活でも取り入れ、今後も活用していってほしいと思います。烏田先生、ありがとうございました。