9月15日、16日に2年生が島根県中山間地域研究センターにて中山間地域体験学習を行いました。

今年度も体験学習の前に、島根大学教育学部の作野広和教授に中山間地域の現状や課題について講義をしていただきました。「中山間地域」の定義や人口減少の要因となる自然動態や社会動態のメカニズムを学んだ後、【自分が町長だったら、飯南町の小中学校を統廃合するか】というテーマでワークショップを行い、飯南町の将来について考えました。

中山間地域体験学習 中山間地域体験学習

体験学習では、森林セラピーを全員が行い、その他5つの中から興味のある1つを体験しました。今年度は新たに「地域特産品加工体験」が加わり、地元の魅力食材として“くろもじ”の加工体験をしました。くろもじは様々な物に加工されていますが、今回はくろもじ茶作りをさせてもらいました。そして、そのお茶を2年生全員が試飲し、くろもじの風味を楽しみました。

中山間地域体験学習

その他の体験学習も、町内にあるがほとんどの生徒が初めて体験したものや、高校ではなかなかできない実習ばかりでした。その中で、飯南町の魅力や課題、飯南町内で働いておられる方の仕事や飯南町に対する思いもお聞きすることができました。たくさんの方のご協力のもと、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

最後に、班ごとに体験内容をまとめ、活動発表を行いました。2年生は、1年次・2年次の体験学習の多くが中止となっており、今回初めて大きな場でのまとめ・発表の機会となりました。発表では、体験したことに対して課題を把握し、自分達の考えた解決策を発表に盛り込んでいる班もありました。他の班の発表を通して、体験していない内容についても2年生全体で共有し、中山間地域の自然環境について理解を深めることができました。